商人 #7
いつまでも輝いていたい!のお手伝い
SCROLL
Beauty salon She
お肌の研究所おかやま 代表
大内 美代子
STORY
業態変更のリニューアルを経て
美しい肌とは何か?を追求し、「一人ひとりの美しさ」を私たちに届け続けているBeauty salon She。中之町への出店は「ポーラM’sciel表町店」としてスタートした。3年の営業を経てより自由な形でお肌、美容を追求すべく業態変更の上で独立リニューアルを行なった。
リニューアルの決め手は、「ここに(中之町商店街)に居たかった」と話す大内さん。3年継続していく中で、顔見知りになりご来店に繋がったご近所の方、お客様としてのご来店はまだないが、商店街を毎日歩かれている方と自然と挨拶したり等少しずつ思い出が増えてきたことに感謝している。そして「この仕事がやっぱり好きなんですよね」としみじみと話す目は、とても前向きな力強さを感じる。40歳を超えてこの業界に入り、所謂遅咲きの素人時代は苦労が絶えなかった。数え切れないほど大変な思いもしてきた。ただ好きだからという自身の気持ちだけで一生懸命に続けてきた。その甲斐あって顧客様も少しずつ増え、もっと自分らしく自由にサービス内容を追求しお客様に喜んで頂きたいと感じたことも理由として挙げられる。最後の決め手は、若いスタッフが一緒にやりたいと付いてきてくれたことも大きかった。百貨店や商業施設では体験できないゆっくりとした時間を過ごして頂き、お客様それぞれのご要望に寄り添い柔軟にご対応することができるのも路面店ならではと感じています。
店名はスタッフ皆で決めた
さて、どういうコンセプトを立てるべきか。新店舗を一言で表現し、想いを込めた店名とするために言葉をスタッフ皆で20程挙げた。読みやすく、かつ画数も専門家に相談しまとめたものが「She(シー)」であった。Sがスマイル笑顔、Hがハッピー幸せ、Eがエブリワン皆様という3文字の奇跡となった。お客様全員に笑顔で幸せになって頂きたい。ありきたりかもしれないが、これ無くして繁盛は訪れないだろう。「よく彼女って言われますけど、そうではないんです。1番読みやすかったんです。このシーっていうふうにしたら」これまでのマニュアル方式を手放し、自由と責任を持って自身で名付けた店名を掲げることになった。
お肌との向き合い方を模索していく
エステ(お肌)に関して10年以上、自分なりに必死に向き合ってきたとはいえ、まだまだ皮膚科の医師に比べると難しく理解仕切れていないことも多い。そのうえでお客様に対し、この「たるみ」をどうにかして差し上げたい!と思う気持ちは強いそう。だからこそ日々本当に模索して、何かいい商品がないだろうかと、色々な関係各社とコミュニケーションをとりながら、研究思考のようなことを続けている。時にニキビ1つケアできたことで、スタッフみんなで喜んだりする。
ただ、大きなブランド組織から独立し始めて気づいた事、個人で進め辛い課題もある事に日々葛藤がある。これまで学んできた皮膚の知識と異なり戸惑う事も多く「やっぱり日々勉強です」と話す。そして「落ち着いたら、もう少し資格が欲しいです」と向上心は独立した事で高まっているとのこと。
やはりお客様の声を聞く事が大切。例えばほうれい線が気になると言われた2〜3週間後に「このシミがね」とその瞬間で変わっていく方もいて、女性はそういうことは往往にしてある。ただ、その言葉に向き合っていくことが何より大切だと振り返る。そして会話の中で出た話題を通して新たなメニューのアイデアに繋がることがある。お客様が楽しみに引き続きご来店頂けるには、飽きないように工夫し続ける事など、尽きない悩みは大変である一方でそれこそが自身のモチベーションにもなるそう。
「ほうれい線がちょっと薄くなってきた」の一言で嬉しくなり、では次回はもっと綺麗にして差し上げたい!と感じる。次の瞬間では、どうするのだろう?そんな試行錯誤の繰り返しの毎日。結局、その綺麗になるというシンプルなことでお役に立てたと実感できることがこの仕事の喜びである。
効果の有無はマシーンの性能にあらず
リニューアルに合わせて、脱毛やホワイトニングを新たにサービスに加え、よりトータルに美容コンテンツを施術できるようになった。特に脱毛マシーンのルミクスは脱毛以外のメニューが施術可能で、業界初のBBL機能で全身をスキンケアとしてシミ、くすみ、しわ、たるみ、ニキビなどにアプローチできリフトアップ効果はその場で実感ができると好評とのこと。
一方で近年脱毛サロンも価格競争が激しく、費用対効果が不安というお声もよく聞かれる。脱毛については医療脱毛ではなく、あくまで美容脱毛であり店舗やマシーンが多様化していく中で、効果の有無をマシーンの性能として判断してしまう場合がある。そんな中で「ルミクスは私自身が体験して効果を確かめた上で導入しています」そう話すには理由がある。前提として効果にはどうしても個人差があり、安くはない費用に対してご期待を損なう場合もある。とはいえ価格相応とはよく言ったもので、マシーンも使う施術スタッフによって効果は確実に異なる。低価格の場合はどうしても人数をこなすため雑になってしまい、本来推奨されている施術ができず当然効果も薄くなる。反面しっかりと事前ヒアリングや毛の生え方や周期に応じて丁寧に施術していくことで効果は出やすくなる。エステやホワイトニングも同様であり、適正なサービスを適正な価格でご提供し、しっかりと満足して頂けることを目指し、且つアフターフォロー含めて常にお客様に寄り添いながら信頼を頂く事が効果と伴に必要ということが言える。
実はブライダルや成人式など「ハレの日」に向けたトータルのサービスも行なっている。「脱毛もできます、歯も綺麗になります、お顔もメイクもボディもできます。とお客様とお話していたらウェディングドレスまで頂いてしまいました」笑
ビールと日本酒が好き
お酒好きで昔から風邪を引いたり、熱が出ない限り365日飲むという大内さん。自宅で晩酌をすることが多く、ビールと日本酒がお好きとのこと。居酒屋などでマスターや大将とお話しながら飲んだりする事もお好きで、翌日がお休みの日はつい飲み過ぎてしまう。特にストレス発散ということではなく、お酒を飲んでる時にふと幸せを感じたり、忙しい日々に心を落ち着かせる時間が楽しみのお1つなのだと。
ご自身に付いてきてくれる若手のスタッフのため、そしていつまでも輝いていたいと長年通い続けて頂けるお客様のため。頑張り屋さんの大内オーナーの笑顔を見ていると、店舗名に込められたように「笑顔」と「幸せ」を沢山の方にお届けできると確信する。